AIとXR技術で芝生の“見えない”負荷を可視化する実証実験を実施 — 中部経済新聞・建通新聞に掲載されました
イクスアール株式会社は、名古屋市の先進技術社会実証支援事業「Hatch Technology NAGOYA」の一環として、久屋大通公園(Hisaya-Odori Park)内の「シバフヒロバ」にて、AIとXR技術を活用した持続可能な芝生管理ソリューションの実証実験を行っております。
去る2026年2月10日には、現地にてプレス向けの説明会およびデモンストレーションを実施いたしました。その様子が、建通新聞(2月10日付)および中部経済新聞(2月27日付)に掲載されましたのでお知らせいたします。
実証実験の背景と目的
都市部の憩いの場である「シバフヒロバ」は、常時開放型の天然芝広場として多くの市民に親しまれています。一方で、イベントや日常的な利用による芝生へのダメージ(踏圧)は、見た目に現れるまでにタイムラグがあり、専門家でも正確な負荷を把握しにくいという課題がありました。
本プロジェクトでは、弊社の得意とするXR技術とAI解析を組み合わせ、芝生にかかる「見えない負荷」を可視化することで、効率的かつ持続可能なパークマネジメントの実現を目指しています。
本プロジェクトの主な特徴
- デジタル健康マップとヒートマップ可視化
公園内に設置したカメラ映像をAIで解析し、3m四方のグリッドごとに負荷状況を算出。「デジタル健康マップ」として、負荷の高い場所を赤、低い場所を緑で示すヒートマップ形式で可視化します。これにより、直感的に「今、どこを養生すべきか」が判断可能になります。
- 独自指標「PIIスコア(踏圧影響指数)」の導入
単なる人数カウントではなく、靴の面積、滞在時間、そして芝生への影響が最も大きいとされる「すり切れ(動き)」の要素を数値化した独自指標「PIIスコア」を定義しました。
- WebARによる現場での直感的な把握
スマートフォンを現地でかざすことで、目の前の風景にデジタル健康マップを重ね合わせる「WebAR」技術を導入。管理者が現場を歩きながら、ピンポイントで施肥や養生が必要な箇所を確認できる、先手を打った対策を支援します。


今後の展望
今後は、国土交通省の3D都市モデル「PLATEAU(プラトー)」等を活用し、周辺建物による日照条件の影響もシミュレーションに加える予定です。踏圧と日照の双方から芝生の生育リスクを予測する、より高度な管理ツールの提供を目指してまいります。
メディア掲載情報
本実証実験の内容について、以下のメディアでご紹介いただきました。
建通新聞(2026年2月10日)
「名古屋市 芝生の負荷を可視化 現地見学会開く」
中部経済新聞(2026年2月27日)
「VR技術のイクスアール 芝生管理にデジタル技術 空間情報とAI組み合わせ」
弊社はこれからも、XR技術の社会実装を通じて、都市の快適な環境づくりとスマートシティの推進に貢献してまいります。
本件に関するお問い合わせは、こちらよりおねがいいたします。

